YouTubeをチラチラ見ている中で、前川喜平という名前を見つけました。
違う番組で名前が挙がっていてたいへん気になっていた人でした。
その前川喜平さんが2017年日本記者クラブで記者会見をしているYouTubeもみました。
どうも僕の思っているイメージとは違うのです。
本を読んでみたいと思いました。
前川喜平さんが書いた『面従腹背』という本を読みました。
本を読んでわかったことは、前川さんはガールズバーに通っていたのがバレて、官僚をやめたのではなかったということです。
「面従」おもて面はしたがっているように見せて、「腹背」本心では違うことを考えている。
前川さんは退職前の役職は文部科学省事務次官。
これは公務員の中では一番偉い人のようです。
そんなえらい地位にいた人が、公務を行う中で大臣からの無理難題をいやいやながらでも遂行し、押し返せえる部分は水面下で工作をほどこしていたことが書かれていました。
本の帯には「あったことをなかったことにはできない」の文字がありました。
文部科学省事務次官とは
「面従腹背」の中には、公務員の役職名が出てきます。
事務次官とは文部科学省の公務員の一番偉い人になります。
僕は知りませんでした。
大臣、副大臣、大臣政務官とは選挙で選ばれた国会議員さんから選ばれることがわかりました。
知りませんでした。
調べようとも思いませんでした。
ネットで調べることができるのにです。
事務次官とは公務員のむちゃくちゃ偉い人だったのです。
その公務員のむちゃくちゃ偉い人が、2017年1月に退官されています。
退職した理由
前川さんは2017年1月に退職されています。
文部科学省で国家公務員法に違反する再就職の斡旋を組織的に行っていたことの管理者責任をとって辞任しました。
ここだけ読めば、引責辞任よくある話だと思っていました。
文部科学省はひどい組織で、そのトップに君臨した前川さんは悪代官。
その後「加計学園問題」
前川さんがやめた後、マスコミに総理大臣が知人の学校に利益があるように圧力をかけたのではとされる「加計学園問題」が起こる。
内閣府から文部科学省に圧力をかけたとされる文書を、内閣府は怪文書と言っていた。
文部科学省がその文書を調べたところ「ありません」と回答した時、前川さんが会見を開き「あったものはなかったことにできない」と言い出した。
朝日新聞DIGITAL 「証人喚問あれば行く」前文科次官、異例会見で政府批判 2017年5月25日 記事
この中で動画を見ることができました。
詳しい記事の内容は、有料記事になっていて全部を見ることはできませんでした。
5月22日 YOMIURI ONLINEに「辞任の前川・前文科次官、出会い系バーに出入り」という記事が報道された後でした。
出会い系バーに通っていたことを質問されている映像も見れました。
どんな質問をされても、黙っていることはできなかったんだなと思えました。
そもそも、問題の発端となった文書をメディアにリークしたのは前川氏ではとのうわさについても、完全否定されていました。
政権批判をしたいのではなく、事実は事実として「あったことをなかったことにはできない」と発言されていました。
たいへんびっくりした
何がたいへんびっくりしたか。
僕が全くこの報道を知らなかったこと。
確かこの当時テレビのワイドショーではこの話にかなりの時間を割いていたはずなのに。
たくさんテレビで流れていても、自分に興味がなければこんなに知らないもんなんだと思いました。
いくら何でも知らん過ぎるやろ!僕。
僕が2017年5月で一番心に残っているのは
5月28日 レイデオロ ダービー制覇 ルメールの神騎乗
こちらでした。
差し足鋭いレイデオロをペースが遅いとみるや先頭2番手まで押し上げていって、直線では素早く先頭に。圧勝のゴールインでした。
僕が、思いっきりレイデオロの応援をしていた時に、世間ではこの問題が話題になっていたなんて。
同じ時間なのに見える景色がこんなにも違うなんてと思いました。
その時、レイデオロを応援してドキドキしたことはすごく覚えています。
僕には大切な記憶です。
まとめ『面従腹背』を読んで
公務員の一番偉い人が事務次官だと知った
前川喜平さんをもっと知りたいと思った
読みやすい本だと思う
過去のニュースを調べるきっかけを与えてくれた
何を信じるかは、僕次第
明日はきっといい日になる。世界が平和になりますように。
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