僕はU-NEXTに加入しています。
藤原竜也主演22年目の告白ー私が殺人犯ですーを見ました。
藤原竜也はこの映画で殺人犯を演じます。
5人を連続殺人した犯人が時効を迎えたのち自分が犯人だったと告白する設定です。
世間は殺人犯曽根崎(藤原竜也)をまるで、スター扱いするようになり異常な盛り上がりを見せます。
どんどん世の中がおかしくなっていく様が、本当のように見えてきて怖かったです。
もし本当に時効が完成した殺人犯が世の中の前に現れたら?
テレビは視聴率のために踊らされ、出版は販売のために理性をなくしていく。
世の中をおかしな方向に引っ張て行く狂気曽根崎。
映画をきっかけに、時効撤廃の記事を数件読みました。
記事は、映画じゃありませんでした。
22年目の告白ー私が殺人犯ですー あらすじ
時効が成立した以上、法律は曽根崎を裁くことができない。その時自分の番組に曽根崎を読んで今回の告白本の真意を聞き出そうとニュースキャスター仙堂俊雄(中村トオル)が動く。仙堂はこの連続殺人事件を当時フリージャーナリストとして取材したことで有名になり現在の地位に上り詰めていた。仙堂のインタビューに、冷静に答えていく曽根崎。そこに、曽根崎は殺人犯ではなく、本当の殺人犯は自分であるという男が現れる。
殺人犯が殺害状況を告白するストーリー
凶悪な連続殺人事件であるのに、警察は犯人を逮捕できず時効を迎えてしまいます。
その犯人が、自分から世の中の前に現れ、犯行に関する告白本を出版するため会見を開きます。
事件の経過が、映画の仕立てのように構成されたスクリーンに大写しになり、最後に会場の中心にピンスッポトが当たり、殺人犯曽根崎が現れる。
この出だしのシーンでどんどん映画にひきつけられてしまいました。
殺人犯は「僕は時効のせいで、罪をつぐなう機会を奪われた。これは警察が自分を捕まえてくれなかったせいである。」と世間をあおるような発言を続けます。
犯人は、たいへん美形で、論理的に話す曽根崎。
世間がどんどん曽根崎にひきつけられていき、殺人犯であるかを忘れてしまったかのように扱う様子が怖かったです。
こんなことが本当に起こってしまいそうで、怖かったです。
最高刑が死刑となる罪の時効が撤廃
警視庁のHPの内容です
コラム5:公訴時効制度の改正について
1 改正の経緯について
平成22年4月27日、「刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律」(平成22年法律第26号)が成立し、同日公布され、殺人罪など人を死亡させた犯罪であって死刑に当たるものについて公訴時効が廃止されるなどの改正が行われました。
公訴時効とは、犯罪が行われたとしても、法律の定める期間が経過すれば、犯人を処罰することができなくなるものです。例えば、殺人罪の公訴時効期間は、これまでは25年とされていましたので、たとえ凶悪な殺人犯であっても、25年間逃げ切れば、処罰されることはありませんでした。
しかし、公訴時効については、殺人事件などの遺族の方々から、「自分の家族が殺されたのに、一定の期間が経過したからといって犯人が無罪放免になるのは、とても納得できない。殺人罪などについては公訴時効を見直してもらいたい」という声が高まっており、この種事犯においては、時間の経過による処罰感情の希薄化等、公訴時効制度の趣旨が必ずしも当てはまらなくなっているとの指摘がなされていました。
このような指摘等を契機として、人の生命を奪った殺人などの犯罪については、時間の経過によって一律に犯人が処罰されなくなってしまうのは不当であり、より長期間にわたって刑事責任を追及することができるようにすべきであるという意識が、国民の間で広く共有されるようになっているものと考えられます。
そこで、殺人罪など一定の犯罪について、公訴時効を廃止したり、公訴時効期間を延長する法整備がなされたものです。
このような指摘等を契機として、人の生命を奪った殺人などの犯罪については、時間の経過によって一律に犯人が処罰されなくなってしまうのは不当であり、より長期間にわたって刑事責任を追及することができるようにすべきであるという意識が、国民の間で広く共有されるようになっているものと考えられます。
そこで、殺人罪など一定の犯罪について、公訴時効を廃止したり、公訴時効期間を延長する法整備がなされたものです。
22年目の告白 まとめ
時効に関する記事を数件読んだだけで、混乱しました。
このお話はドラマでした。
新聞記事に載っていたのは現実でした。
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