ホンダの車が好きで、本田宗一郎のことが興味がありました。タイトルのやりたいことをやれは、僕が何をしたらいいのか、どうすれば成長できるのか、本田宗一郎に教えてもらいたくて飛びついた本でした。
この本は1985年にPHP研究所から刊行された『本田宗一郎「一日一話」』を改題し、再構成したものです。
半ページを一話にまとめたもの。
物語ではなく、経験値・考え方を短くまとめてあるものでした。
この中の第8章 冗句(ジョーク)はアイデアである「若気の至り」を読んでしまったので、ほかの本田宗一郎の言葉が入ってこなくなりました。
「若気の至り」
遊び盛りの若い頃は、今思うとかなり無茶をやったもんですよ。一度、まったくの若気の至りで、芸者を相手にぞっとするような乱暴をしたことがある。浜松では毎年五月に「たこ祭り」が行われるが、その日友人と二人で料理屋で芸者相手に大騒ぎをしたことがある。みな相当酔っぱらっていたが、そのうち芸者が気にさわるようなことをいったんだ。われわれ二人はそれを聞きとがめて「このなまいき女め」と芸者を二階から外へ放り投げてしまった。その瞬間、パッと火花が散った。外を見ると芸者が電線に引っかかっていて、電気がショートしてあたりは真っ暗。二人ともいっぺんに酔いがさめて、あわてて芸者を助け降ろしたんだ。
第八章 若気の至り
やりたいことをやれ といわれても
この本には、本田宗一郎の人生訓が短く載っています。
本田さんは、第6章私の宝物では左右の手の大きさが違うはなしをされていて、本田さんの右手は工具を振り回すので、左手よりひとまわり太くて大きくなっていると書かれています。
左手は、右手の攻撃を受け続け、耐え続けて、工具を突き刺したり、指を工具でけづったりボロボロになっています。
そんな自分の手が職人本田宗一郎の宝物だと書かれていました。
この話がすごく気にいりましたが…。
それでも、若気に至りの話はやりすぎでしょ。
本田宗一郎、ぶっ飛んでいる。
芸者を放り投げてしまうなんて、無茶苦茶すぎる。
また、こんな話が本になって出版されるなんて。
なんて!話だ。
どうにも、自分のこだわり、夢を追いかける本田宗一郎が入ってこなくなりました。
本田宗一郎の相方 藤沢武夫
天才が天才の能力を発揮するにはよき理解者が必要
これは、マジカルラブリーというお笑いコンビ、野田クリスタルが言っていたセリフです。
マシラブは2020M1チャンピオン。
漫才コンビで一番面白かった人たちのボケ担当。
僕は野田さんが好きです。ほんとに、天才だと思います。
野田さんは「松本仁志」さんを崇拝し、生まれ変わりだと自負します。
お笑いの神様「松本仁志」筋トレをするのだから、筋トレすれば面白くなれると考えて、野田さん自身も筋トレし、マッチョな体になってしまいます。
僕は、こういうところが大好きです。
ただ、野田さんがピン芸人として舞台に上がっていた時は全然売れませんでした。
その天才野田を、天才として輝かしたのが、相方村上でした。
村上さんが、野田さんの天才ぶりをなぞることで、笑いが生まれます。
天才野田の理解者村上を得て、マジラブがM1チャンピオンにのし上がります。
ホンダもしかり。
天才本田宗一郎を経営、資金繰りで支えたのが藤沢武夫さんでした。
この本で藤沢武夫さんを始めて知りました。
とりあえず、本田宗一郎さんは置いといて藤沢武夫さんのことを知りたくなりました。
「やりたいことをやれ」を読んだ感想 まとめ
でも、芸者を放り投げて、電線を切ってしまい、停電を起こした男だった。
ぶっ飛びすぎやろ。
明日はきっといい日になる。
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